しがなさが溢れていく

自己顕示欲に向き合うタイプのブログです

【雑談】ゲーム攻略を書く側になってみた話

ブログ開設からちょうど半年(なんだかんだで続いた)。区切りも良いのでようやっとまともにテーマ回収をしようと思う。つまり、極力避けていた自分語りを延々とするパートにしてみようと思うのだ。まあそれでも、唐突に自分の生い立ちから語り始めるのもそれはそれで寒すぎる。ここ半年のメインテーマであったゲーム攻略を書いて実際に読んでもらえたであろう経験に即して、僕の思うゲーム攻略について語らせて頂こうと思った次第だ。

 

 

ファミ通の攻略本から始まったゲーム攻略

僕の思うに、僕と同世代か、それ以上の方々は攻略情報というのは大概攻略本から得ていた経験があると思うのだ。もちろん、今や有名なフレーズとなった大丈夫?ファミ通の攻略本だよ?だが、これは結局の所、現代になっても改善していない。いやもちろん、買わなければならない攻略本なのにあのクオリティなのはいただけないなんて思う人もいるだろうけど、今やアフィリエイトに塗れた攻略サイトの情報が正しくないことだっていくらでもあるのだから、現状も大差がない。

別にそんなことが言いたいのではなく、単純に自分が体感的に得ていた攻略の是非が裏付けられる存在の大きさ、というのを実感したというのが一番大きい。その情報の正誤はともかくとして、小学生コミュニティでは攻略本がある種一つの正義。実際の強さよりもカッコよさ、派手さを優先する幼さに縛られる僕たちにとって、攻略本で効率的に動くヤツはやっぱり強かった。

そういうわけで、実際に購入するかはともかくとして、ゲーム攻略を知っているか否かというのは僕の中で最重要課題として認識されていったのは間違いないのだ。

 

ユーザー主体型攻略wikiの時代

今や攻略wikiなんてのは形骸化され、ただの企業が運営しているだけのサイトになってしまった気もするが、中学生ぐらいだった僕は、@wikiに代表されるような攻略サイトをよく見るようになっていた。

一つのサイト上に攻略本相当、むしろそれ以上の情報が体系的に、そして整理されて掲載されているというのは凄まじいものだった。ゲームは複雑化を重ねる一方だから、攻略本の編集部がカバーできる攻略情報にも限界がある。情報の量や正確性が低下して、存在が疑問視されていたのもあって、ゲーム攻略=攻略wikiみたいな図式が出来上がっていたのも事実だと思う。

そんな記事を書くような人なんて、暇な若年層なわけだから、今思えば寒いだけかもしれないけど、当時の僕にとってはそこそこウィットに富んだ記述に思えていた。年代も相まって、僕にもそんなものが書けるのかもしれない、と自分で攻略記事をメモ帳に起こしていた。実際は編集するのが怖くて公開していないし、今それを読み返すと見るに堪えない、ありがちな黒歴史だった。

 

スマホゲーと企業攻略ページの台頭

今なお続く、ゲーム軽蔑の歴史がやや少し動いたスマホゲーの台頭。それはゲーム攻略記事の系譜にも影響を与えた。今までゲームを敬遠していた人たちも、いつしかスマホゲーの触れやすさ故に、ゲームを嗜むようになった。そのことにより、ゲームをプレイする人口が爆発的に増えた。これは嬉しいことだが、一方で、沢山の人がやっていることには、どうしても儲け話が伴うというのもこの世の常である。

結局の所、スマホゲーの攻略記事を書けばPVが稼げて、広告費を稼ぐことが出来るという図式が出来上がることになる。まあ当初どうだったのかは僕があまりスマホゲーに明るくないのもあり、不明だが、現状を見る限りとても儲かるのだろう。コンシューマーゲームにまでその勢いが発展しているのだから。

結局のところ僕がこんなブログを始めて、ゲーム攻略を書き、そしてその記事がいつも長くなってしまうのは、このことに集約されている。

 

名ばかりのwikiと個人ブログ

企業型ゲーム攻略サイトを批判するなんて、n番煎じなので、有名な記事を2つほど紹介させて頂く。

nlab.itmedia.co.jp

arcadia11.hatenablog.com

まとめれば、人はお金稼ぎにはいくらでも必死になれるし、そのせいで被害を被る人だって沢山いる、ということ。だから、企業攻略サイトの根本的な問題点にはここでは特に触れない。

これらの記事が触れていない点で僕が一番思うところは、一つの記事で情報が完結しない、という点だ。僕のよく書くMHWだったら、一つの武器を紹介するのに1つのページを使うのがこの手のサイトだ。武器の情報はページの2割。残りは圧倒的な物量を伴う他ページの見出しや広告軍。そりゃもちろん、PVを稼ぎ、広告を誤爆する数を稼ぐというのは、戦略的には正しい。でも、僕の中での感動の一つであった、ゲーム攻略情報が体系的に整理して紹介される構造は完全に破壊されてしまっていた

もちろん、前時代のwikiだって、一つのキャラを紹介するだけのページだってあった。しかしそこには確かに誰だって疑問に思う似ていることの比較は掲載されていたし、非効率かもしれないけど、他のキャラの紹介だって同じページでなされていた。そこにあったのは読みやすくするためだけの枝分かれだでも、今の名ばかりのwikiにあるのは、使いにくくするためだけの枝分かれしか存在しない

企業型攻略サイトはあらゆる内容に記事を作る。それでいて、検索順位にめっぽう強い。だから、ユーザー達が束になって作ったレンタルサーバーのwikiは尽く企業攻略サイトに潰されていってしまった

だから、僕に出来ること、そして他の様々なゲーム好きがこれらに一矢報いるには、体系的ではないが、完璧な情報を伴った記事を作成することしかなかった。まとまった情報ではないが、確かに役に立つ情報が個人のブログとして沢山転がっている。そういったものの一つとして、何か貢献できるものはないかと書き始めたのが、これまでのゲーム攻略記事だったのかもしれない。

 

ゲーム好きは正しい目を持っている

こうやって生まれた僕のゲーム攻略記事だが、ありがたいことに沢山のPVを頂いている。もちろん単純に、PVが増えることは嬉しい限りだが、なによりも、今のゲーム攻略事情の中で、個人ブログを選んでくれたことが嬉しい。企業攻略サイトのもっともらしいサイトよりも、個人ブログに手を伸ばす、ちょうど僕みたいな人がいることが何よりも喜ばしいことだと思う。

さて、そろそろ自己顕示欲の締めくくりとして、一つの戦果報告をしようと思う。

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「MHW 火力」の1ページ目

9/1現在の「MHW 火力」の検索結果だ。下には最強というまあ如何にもな言葉が立ち並ぶなか、僕の記事が首位を獲得している。確かにこの記事は僕の攻略記事の中でも最も文字数の多い記事だから、報われた結果かもしれない。けれども、この記事、当初は不発すぎる記事で、アクセス数がかなり伸び悩んでいた。いつしかこの記事が謎のアクセス数を稼ぐようになったのは、最強という文字に飽き飽きした人たちが僕の記事を掘り起こしてくれたおかげだと思う。

だからこそ言えるのは、ゲーム好きの人たちはやっぱり正しい目を持っていて、熱意をもった記事にはしっかり応えてくれることだ。だからきっと、ゲーム攻略記事というのは一つの文化で、ゲーム好きがゲーム好きのためにやることなんだと思う。もちろんタダでやるのには限界がある。だから僕も広告を設置したりはする。でもそんな広告で得られたささやかなお金で買うのはやっぱりゲームで、それでまたゲームの記事を書いてしまうのだから、微笑ましいサイクルだ。

一番効率が良いのは、企業攻略サイトの人たちが全員ゲーム好きになること、と思うのだけれど、どうやらそれも難しそうである。だから、もっと個人の攻略記事が増えて欲しい。それがこの半年の感想だろう。

 

 

今回はここまで。お読みいただき、ありがとうございました。
そして、これからも頻度は低そうですが頑張っていきますのでどうかよろしくお願いします。

 

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