インターネットで物申すマンだッ!!!
E3での新作発表が続き、盛り上がるゲーム業界。そんな中あるツイートとそれにまつわる意見(と数々のクソリプ)が目に止まった。
一番わかりやすかったツイートを引用させていただきます。
スマブラに文句を言っている人はシールドの貼り方すら知らない、という事が分かりましたね。これはゲーマー層とカジュアル層との乖離が激しいと見るべきなのか、この人が基本的な操作すら知ろうとしない人と見るべきなのか、全くプレイした事ないのに適当なこと言ってるのか、どれなんだ……? pic.twitter.com/5pWacJHidE
— N県月宮 (@Nkentsukimiya) June 13, 2018
ああ確かになぁと同意する部分もある一方で、僕自身も小学生時代スマブラを所持していなかったがために、スマブラでは勝ちを掴むことは無かったなぁと思い出に浸ったりしていたりとなんとも言えない気分になったのでちょっとばかり自分なりの意見をまとめておこうと思った。
別にスマブラが狩られやすいゲームだとは思わない
僕の見解ではこうだ。対戦ゲームならどんなゲームでも初心者狩りは行われるし、初心者がカモられずに成長しないことはほぼない。まあもちろん、ここ数年はネット対戦がメインになり、小学校の友人のコミュニティと違って、無尽蔵に初心者は投入され続けるので、初狩り(初心者狩りの略)はメジャーな種目になってきたと言っても間違いはないだろう。
僕が人生で一番初狩りを感じたゲームはFPSというジャンルだ。もし先天的な戦闘能力を発揮するバーサーカータイプのあなたでない限り、確実に初狩りされる。しかもFPSはたいていチーム戦なので、自分が狩られただけでなく他の人にも迷惑をかけたという謎の連帯責任を負わされるのだ。
※逆に上級者に助けてもらったときの心強さも味わうことが出来る。
まあ要するに、この一連のツイートの問題点はスマブラというゲームにあるわけではない。対戦ゲームが抱える、初心者をどう扱うべきか、という問題にぶつかっているわけだ。
根本的に初心者狩りはしたくなる
レベルがかけ離れた試合はともかく、対戦ゲームをしている誰もが、実力差を見せつけた勝利に憧れるものだ。もちろん、ギリギリの接戦を制する楽しさ、というのもまたあると思う。しかし、残念ながらそういうゲームは疲れるので、楽して優越感に浸りたい、という人間由来のどうしようもない欲求には勝てないと思うのだ。僕はTwitter大好きマンなので、また最近気に入ったツイートを引用するとこうだ。
高校の時の世界史の先生が「棒きれで物や人を殴ることにはたまらん愉悦がある。このことを認め、かつこの欲求とどう向き合うかの過程が世界史の本質だといって過言ではない」と言っていた。彼の専門はフランス革命史であり、最終的に博士号とって大学の常勤教員になられた。
— たいしょう (@taisho__) June 6, 2018
幾分か人間は平和的になったので、そういった愉悦を色々なもので代替してきたことだと思う。けれども、根本的に変わることなんて出来ないので初心者狩りが起きる。要するに初心者狩りは本能に根ざした行為、ということだ。
まあだから、このツイートに関する意見のうちの半分ぐらいが占めている、交友関係が云々という意見はあたっているようで外れているような気もする。別に劣悪な交友関係でなくても、じゃれあいとして初見のゲームを友人にやらせてみたいという感情はあるのではないだろうか?
初心者狩りが多いとプレイ人口が減るのではないか
初心者狩りをされてそのゲームをやらなくなってしまう人だってたくさんいると思う。その実、僕だって一度はFPSを投げたことがある。別に初心者狩りに関係なく、そのゲームを辞めたくなる瞬間は存在すると思う。でも、投げたゲームが楽しそうに見える瞬間だっていくらでも存在する。そうなったらまた、上手くやれるように挑戦すればよいのだと思う。実際僕だって、そうやってまともにFPSを楽しめるようになった。
別に好きでもなんでもないゲームで初狩りされたらやめれば良いのではないか、ということでもある。わざわざそれをネット上で〇〇というゲームは初心者狩りされるので面白くない、みたいな感じで表明するのは賢い選択だとは思わないが。
むすびに
今回の一連の騒動で言えることは唯一つだろう。ゲームの遊び方は人それぞれ、だ。初狩りに勤しむのも極悪な行為だとは思わないし、初心者を教える経験者はありがたいし、楽しめているうちは狩る狩られるは関係ないと思うし。
今回はここまで。物申すマン初戦でした。お読みいただきありがとうございました。
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