皆さまはゲーミングチェアをご存知だろうか?ゲームをする人向け、というよりは長時間パソコンの前に座る人向けの椅子だ。最近ではオフィスチェアとしても、見た目を気にしなければパソコン作業用の椅子として注目されることもあるようなものだ。
まあ僕もゲームのプレイ時間だけは一丁前に長く、20代で腰を破壊する兆しがあったので興味があった。僕の現在使ってる椅子も数年前に購入したものなので、買い替えを検討していた。まあとりあえず秋葉原に行けばあるだろうという安直な発想のものと、秋葉原に赴くことにした。
今回お邪魔した店舗について
秋葉原には多くのゲーム専用フロアを持つ店舗があるが、特に展示品が多いと感じたのがビックカメラ秋葉原店、4Fだ。
有名なAKRacingやDXRACERをはじめ、その他のメーカーも含めて12脚(と数えるべきなのかはともかく)ほどに座ることができる。もちろん、展示品なので使い込まれた状態ではあるものの、実際に触るものなので、試せる(試座というらしい)というのはとても参考になる情報だと思った。
価格帯と座り心地について
ゲーミングチェアといえど、価格帯は様々で、展示されていたものでも3万円台から5,6万円台と様々なものがある。気になるのはその価格差で何が違うのかについてだと思う。
まず一番違うのは素材だろう。基本的には価格の安いモデルにはファブリック素材(雑に言うと布地)が使用され、高いモデルには人工ではあるものの、革が使われている。見た目や感触の好みにもよる要素だろう。また、オットマン内臓のモデルであったり、肘置きの調整幅やリクライニングの角度などはメーカーや価格帯によっても異なるため、そういった機能面での差はあると思う。
肝心の座り心地については、一概に価格と釣り合っているとは言えないと思う。これは、価格のわりに良くないものがある、と言いたいわけではなく、個人の体格の問題があると思う。
僕自身は身長が低めの猫背のよくいるタイプのオタクで、同行した知人は姿勢の良い平均身長ちょっと上ぐらいのいなくはないタイプのオタクだったため、同じものに座っても意見が別れた。そういう意味で、言うまでも無いことかも知れないけど、もしゲーミングチェア、というよりは椅子全般の購入を考えている人は一度座ってみることを強くおすすめする。特にゲーミングチェアはホールド感があるものが多く、好みがわかれやすいと思う。
例えばネットのレビューで自分と近い体格の人が良いと言っていても、その人とは体重のかけ方が違うかもしれない。例えば僕は比較的深く座るタイプなので、座面が広めのモデルの方が好印象だった。そういった場合は同じものを買ってもうまく行かない可能性が高い。
(と、言いつつ)ちなみにこの身長が低めの猫背のよくいるタイプのオタクが気に入ったのはこちらのモデル。
結構お値段はするが、実際に腰を破壊して整体通い、最悪の場合入院なんてことになる将来を考えると、早い段階からケアしておいた方が良い気がするのも事実だ。
座ってみて感じたメリット
一番感じたメリットは、姿勢が安定することだろう。背もたれやヘッドレストやランバーサポートによって楽な姿勢をキープすることが出来る。それが一番だろう。ただ、先程も述べたように自分に合わない椅子を買うと、形状が形状なだけにむしろ苦痛になる可能性もあるので注意が必要だ。もちろん、素材や質感などは値段に比例するが、体格や体重のかけかたに合うかどうかは値段で測れない。一人用の椅子にかけるお金としてはかなり高額な部類になると思うので、一度展示品のある店舗に行ってみることを強くおすすめする。
もし買うことがあったら、長期的なレポートでも書こうと思う(僕の財布が温まれば良いけど)。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
間に合った……。
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