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【MHW】操虫棍の立ち回り解説

随分昔に大まかな紹介を行った操虫棍について深めた記事の一つとしてまずは攻撃の解説/連携の解説をしていこうと思う。とはいえ、攻撃の解説をするには大まかな猟虫絡みの強化の情報も含めて行っていくので、全般的な立ち回りの解説も含めて行っていく。

 

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しっかり火力も出る

 

 

操虫棍でやるべきこと

僕の好む武器はだいたい立ち回りの自由度が高い武器が多いので、操虫棍でもまずはどんな動きをしていけば良いのかについて書いていく。

 

猟虫による自己強化

操虫棍の一番の特徴は、猟虫を飛ばし、当てた部位によって得られるエキスを回収することで、自己強化が可能になる、というものである。

モンハンの強化状態がある武器の例に漏れず、操虫棍は猟虫による自己強化を前提にした強さで調整されている。特に赤エキスを取らなければ火力がほぼ半分レベルしか出ないので、とにかく戦闘開始時は自己強化に徹することになる。

 

最も重要な赤エキスは、攻撃のモーションが変化し、攻撃力も上昇する。これを取らないという選択肢はほぼないと思うので、選択の余地もないだろう。

白エキスは自身の移動速度を向上させる。元からそこそこ足が速い操虫棍だが、白エキス取得時は最速クラスの移動速度を手に入れる。広い攻撃範囲と機動性の高さが相まって、操虫棍を多くのモンスターに柔軟に対応出来る武器足らしめていると言える。

橙エキスは攻撃時にスーパーアーマーを纏うようになる。エキスなしでは、飛円斬りを除いた攻撃にはスーパーアーマーがないため、特にマルチプレイなら積極的に取得していきたい。橙エキスが取りにくい相手には怯み軽減も選択肢になるだろう。

 

エキスは各色で重ねがけすることが可能で、副効果を得ることが出来る。赤+白、白+橙、赤+白+橙の重ねがけ時に副効果が発生し、

  • 赤+白:攻撃力上昇に追加のボーナス
  • 白+橙:防御力上昇ボーナス
  • 赤+白+橙:攻撃力、防御力にさらなるボーナス、移動速度をさらに高速化

といったボーナスが発生する。白+橙は狙うことは少ないとは思うが。三色時取得時は全武器中最速の移動速度とトップクラスの火力を得る一方で、エキス再度取得による強化時間延長が出来なくなる

つまり、3色を揃えた一定時間後には無強化状態になるタイミングが存在することになる。この無強化状態を嫌ってあえて2色状態で戦い続けるのも一つの選択肢であり、そもそも3色目が取りにくいモンスターもいるので、状況と好み次第だろう。

 

張り付きながら隙を伺う

操虫棍は最大火力を誇る飛円斬りでさえ、このゲームでは中ぐらいの威力の技である。そのため、大技を持たない武器と考える事ができる。猟虫を飛ばし、自己強化を行いながら、モンスターに張り付き常に攻撃を当て続けることで火力を発揮する武器だ。つまり、とても忙しい武器ということになる。

 

その一方で、操虫棍は、モンスターに張り付きながら攻撃を刻むことを得意としている。強化突きや強化なぎ払いといったその場でコンパクトに攻撃できる技や、移動しながら攻撃可能な飛び込み斬りや回避斬りが可能。

そしてなにより、猟虫への攻撃指示は全ての技から連携可能であり、移動しながら攻撃が出来る。移動しながら攻撃可能な行動がそもそもこのゲームに少ないため、説明が難しいが、ライトボウガンの射撃やスリンガー発射あたりが近いだろう。

これらを組み合わせることによって、回避すらせずにモンスターに張り付くことが出来るのがこの武器の最大の強みだろう。操虫棍はTAでも良好なタイムが出せる武器だが、そのためには常に攻撃を当て続けるような立ち回りが前提となっていて、ちょっと弓っぽいなぁと個人的に感じている。

 

タイミングが合えばコンボを繋ぐ

いくら攻撃を刻むことが出来たとしても、実は操虫棍は十分な火力が出ない。操虫棍の狩猟速度に大きく影響するのは、飛円斬りをいかに当てるか、という部分が影響する。飛円斬りはフルヒット時の火力が他の技の2倍程度、DPS換算でも1.2倍程度も出るため、当てていけるタイミングでは確実に当てていきたい技である。

しかし、飛円斬りは特定の技の後にしか出せない、連携限定の技である。そのため、モンスターの攻撃や隙に合わせて、少なくとも飛円斬りの一つ前の技からタイミングを合わせるために、コンボを組み立てる必要がある(と書くと格好良い)(実際はゴリ押している)。

 

操虫棍には飛円斬りや飛び込み斬りといった大きく移動する技と、強化突きや連続斬り上げのようなその場に留まって攻撃する技の二種類が存在するため、相手の大きなダウンには別途定点攻撃用のコンボを行うのも一つの手段。

モンスターの動きに合わせたコンボの形成が求められるというのが、操虫棍の難しさでもあり、面白さでもあると思う。使いこなすのは難しいが、自分でも上手くいったと思えた時の快感は、操虫棍の大きな特徴だろう。

 

ジャンプ攻撃について

ジャンプ攻撃はもちろん乗り状態を取りにいける、操虫棍のアイデンティティを支える部分である。一方で、火力的にはジャンプ攻撃は地上攻撃に比べればかなり低くなる

また、乗りダウンは取るまでにも時間がかかるので、拘束手段としてはかなり遅い方。特にソロでは取るまでの時間と得られるリターンが釣り合わないので、マルチ向けの拘束手段だ。

 

モンスターを飛び越すことが出来るため、よくあるダウン追撃のときにモンスターに引っかかってしまって弱点に回り込めない、という事態を回避することが出来たりする。また、乗り状態に入ってしまえばモンスターの逃走を阻止できるなど、全く使えない、というわけではないため選択肢として持っておくのはよい。

ただ、ソロで火力を出すという目的であればジャンプ攻撃は封印しても問題ないだろう。

 

コンボ紹介(赤エキス前提)

アドリブコンボを組み込むのが操虫棍の醍醐味だが、やはりある程度の型を知っておかないと変なコンボを出してしまい、火力低下を起こす。僕の使って良さそうだな、と思ったコンボを解説しておく。

 

各行動の硬直について

その場で組むコンボも多いので、その後の立ち回りにも繋げやすいように、まずは攻撃の硬直についておおまかに解説する。硬直が切れるタイミングで、回避もしくは猟虫への指示が飛ばせるようになる。硬直を短い、中、長いで評価すると、

  • 短い:強化突き
  • 中:強化なぎ払い、飛び込み斬り、回避切り、強化けさ斬り
  • 長い:連続斬り上げ、飛円斬り、強化二段斬り

となる。また攻撃の威力を隙の長さで割ったDPSで評価すると

  • 高:飛円斬り
  • 中:強化なぎ払い、強化突き、強化二段斬り
  • 中低:強化斬り上げ
  • 低:飛び込み斬り、回避切り

となる。基本的にひたすら連携可能な操虫棍のコンボは、硬直の短い行動と長い行動が交互に出てくる。そのため、定期的に猟虫への指示を絡めて立ち回ると隙の少ない立ち回りが可能になる。

 

強化突き→強化なぎ払い

DPSと隙の小ささを両立した様子見に適したコンボ。若干打点が低いことが気になるが、癖がなく非常に使いやすいコンボ。強化なぎ払いからは飛円斬りへの連携が出来るため、相手の怯みを確認した場合は飛円斬り、離脱する場合は猟虫への指示を行ったりとかなりアドリブが効く。行動の起点にはもってこいのコンボだと思う。

 

強化なぎ払い→飛円斬り

最もすばやく飛円斬りが出るコンボ。また、強化なぎ払いも使い勝手の良い技の一つなため、特に火力を出す立ち回りをしたいときは有効。一方で、強化なぎ払いも飛円斬りも攻撃範囲が広いため、しっかり当てるには慣れが必要。

 

飛び込み斬り→飛円斬り

大きく前進できるコンボ。連携の始動というよりは、モンスターの怯みの大きな後退に合わせてコンボに組み込むことで、途切れることなく飛円斬りを当てにいく時に使う事ができる。一方で、飛び込み切りが出るということは、強化なぎ払いが出せる連携ということになるので火力を取るか位置取りを取るかの、かなりアドリブ性の高いコンボだろう。

 

連続斬り上げ→強化けさ斬り→強化なぎ払い→連続斬り上げ

定点攻撃に向いたコンボ。どれもがその場に留まって攻撃する技であるので、その場で殴り続けたい場合には向いている。が、定期的に硬直の長い連続斬り上げを挟むため、離脱のタイミングには注意したい。

 

猟虫の攻撃について

猟虫は自己強化のためのオマケ要素と考えがちだが、かなり火力に貢献する。猟虫をしっかり扱うようにすると、狩猟時間が10秒単位で変動するのである程度狙って行えるようにしたい。

 

猟虫への通常攻撃指示/帰還指示(操虫)

これまでもいくつか書いたが、操虫は移動しながら行える。普通に回避する代わりに操虫を行うことで、自己強化を行うと共に10~15程度のダメージを与えることが出来る。実際の狩猟では何回も回避を行うと思うので、これを操虫に置き換えれば置き換えるほど火力も強化頻度も上げることが出来る。結局、200~300ダメージぐらいは操虫で稼ぐことが出来るので馬鹿に出来ない。

 

猟虫の自動攻撃/猟虫粉塵

L2で狙いをつけてR2を押すか、R2の印当てをした場合、猟虫はモンスターへの自動攻撃を行う。攻撃頻度や火力は猟虫のステータスにもよるが、実質無敵の猟虫が自動攻撃をするので、無条件に火力の底上げができる。もちろん、印を当てるのが面倒だが、自動攻撃だけでなく、猟虫粉塵がかなり有効なので狙う価値は十分にある。

 

自動攻撃時の猟虫攻撃が命中すると、猟虫粉塵が発生する。見た目はテオの粉塵にかなり近く、纏っている属性によって色が変わる。回復以外の猟虫粉塵にハンターの攻撃(スリンガー閃光弾の当たり判定すら含む)が当たると、粉塵が爆発し、その場にダメージと状態異常の蓄積を行う。

猟虫の攻撃と粉塵の総合火力は十分高く、印当て自体があらゆるコンボに組み込める(印当て後は立ち状態と同じ派生)ことも相まって、大きなダウンを取った場合はとりあえず印当てを狙っても損はしない。猟虫スピードはこの自動攻撃の精度にも関係する。そのため、猟虫のステータスはこの自動攻撃にかなり響いてくる。

 

猟虫のスタミナ

猟虫にはスタミナがある(強化ゲージの下部のオレンジのバー)。スタミナは、猟虫が飛んでいることの出来る時間に相当し猟虫を射出している間は常に消費していく。スタミナが切れると猟虫は自動で帰還してしまう。最も関係のある部分として、自動攻撃を行える時間に直結するため、スタミナ管理は行っておいたほうが良い(とはいえ、自己強化のために帰還させることが多いので自動攻撃時以外は余りがち)。

 

猟虫が滞空出来る時間はエキスを強化に使わずストック出来る時間とも言える。特に恩恵を受けるのは、3色エキスが切れる寸前の、強化ゲージが点滅している時。赤ゲージを猟虫に吸わせたまま待機させておけば、息切れせずに戦うことが出来るだろう。

 つまり、操虫棍を使いこなすには、自身の立ち回り、強化ゲージ、猟虫への指示、そして猟虫のスタミナ管理という要素を管理するという、滅茶苦茶忙しそうな武器である。まあ、そこまで使いこなさなくても十分にモンスターは狩れるので(というか僕もまだまだ)、安心してほしい。

 

おわりに

操虫棍は完璧に使いこなすのが難しい武器だと思う。しかし、恵まれたリーチ、最高クラスの移動速度、硬直の少ない攻撃による高い恒常火力などを備えており、理想に到達出来ているかはともかく、かなり快適な武器である。

動き回るモンスターや多くの武器の攻撃が届きにくいモンスター相手でも、遠距離攻撃を持ちつつ、優れたリーチと移動速度を持つこの武器は、苦手なモンスターが極めて少ないと思う(あえて言うなら弱点が狙いにくく斬れ味維持が難しいナナあたり)。

 

乗りや猟虫粉塵による状態異常や回復、そして難しいものの理論上は可能な猟虫によるスタンも含めればマルチでも優れたサポート能力で活躍出来るこの武器は、万能武器である。

一方で、万能武器に伴う器用貧乏に陥らないように、その場その場で適切な行動を行う部分まで含めて、習熟すべき部分はかなり多い。逆に言えば、そういう使い込んでいく楽しさ、そして上手くいった時の快感がこの武器にはあるので、是非触ってみてほしいと思う。

 

今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。

 

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