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【MHW:I】弓と龍脈覚醒

先日Steam版でもムフェト・ジーヴァが解禁された。目玉要素は、新たな鑑定武器である覚醒武器(もしくは赤龍武器)と独自なギミックを持つ龍脈覚醒というシリーズスキルだろう。

覚醒武器に関しては、揃えるまでが時間がかかるので、まずは比較的導入が容易である龍脈覚醒というスキルについて考えていこうと思う。とはいえ、どんなスキルなのかはかなり有名なので、他のシリーズスキルとの兼ね合いが難しい弓装備において、龍脈覚醒は有用なのかどうかを考えていく。

 

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深い意味のないサムネイル向けの画像

 

 

龍脈覚醒について

全く説明せずに解説にいくのは若干不親切なので、簡単に効果を説明する。発動中に起きる体力の変動以外の部分を除いて効果を書くと、

  • 3部位装備では 会心率+20% 属性値+80
  • 5部位装備では 会心率+40% 属性値+150

の効果を得ることが出来る。もちろん、実際には自傷ダメージと一定区切りの体力回復が伴うが、そこまで知りたい方は以下参照して欲しい。

wikiwiki.jp

 

龍脈覚醒において注目すべき点は2つ。まず1つ目は弓では貴重な、会心率上昇手段である、ということだ。弱点特効と見切りに縛られていた弓のスキル構成を見直すことが出来、特に弱点特効が発動しない相手/部位には火力が急激に落ち込む、という事態を覆すことが出来るようになる。

2つ目は、属性強化スキル以外の属性値を直接増加させるスキルである、ということだ。そもそも、アイスボーンになってようやっと属性強化と属性会心以外の手段が生まれたばかりだ。そして、3部位では+80と属性加速を上回る上昇値を見せながら、属性会心と両立可能という特徴がある。

 

デメリットはもちろん、真・属性会心が使えないことにある。とはいえ、シルソル4部位は体力増強Lv3と体術Lv5を発動させようとすると、見切りLv7と属性強化Lv6の両立がかなり苦しい装備であるため、その点からも評価する必要がある。

 

属性値の比較

まずは単純な火力の比較をするために、会心率やその他のスキルは同じものとして、純粋な実質属性値の比較をする。今回持ち出す武器は以下の3つ。

  • 属性値を最大にした覚醒弓 : 590
  • 平均的な属性値のラグーナシュート : 520
  • 最低クラスの属性値のレラ=ジャナール : 370

会心率が100%で、真・属性会心、龍脈覚醒+属性会心、真・龍脈覚醒が発動したときの属性値を、属性強化がLv5、Lv6の2つの条件下で計算する。

 

属性強化Lv5

スキル 覚醒弓 ラグーナ レラ
属性強化後 750 670 510
真・属性会心 1162.5 1038.5 790.5
龍脈+属性会心 1120.5 1012.5 796.5
真・龍脈覚醒 900 820 660

 

属性強化Lv6

スキル 覚醒弓 ラグーナ レラ
属性強化後 810 720 540
真・属性会心 1255.5 1116 837
龍脈+属性会心 1201.5 1080 837
真・龍脈覚醒 960 870 690

 

まずはオレンジで強調した部分に注目してもらうとわかりやすいが、 属性強化Lv5の真・属性会心では属性強化Lv6の龍脈+属性会心の属性値を下回ることがある。次に水色で強調した部分に注目してもらうと、属性強化Lv6では、真・属性会心が最大の属性値を持つことがわかる。一方で、太字で強調した部分では、双方のスキルが同じ属性値になっていることがわかる。

 

これらの差は属性会心と真・属性会心で生まれる20%の倍率の差を、他の要素がどれほど補うかに依存する。例えば、Lv5の覚醒弓では、属性会心の違いによって150の属性値の差がある。ここに属性強化Lv6時の増分60と龍脈覚醒による増分80が加わり、これにも属性会心の補正が乗ることで、逆転現象が起きる。

逆に、レラ=ジャナールほど属性値が低い弓を用いない限りは、属性値を最大にするのは真・属性会心であることには間違いない。……が、弓をよく使ってきた人にとっては、この属性強化Lv5とLv6が発動できたり出来なかったりするのはよくある経験なのではないだろうか?

 

スキル自由度の違い

属性強化Lv6を発動させていることを前提にすれば、真・属性会心が最も強力な属性強化スキルである。しかし、シルソル4部位の構成で快適スキルである体力増強Lv3と体術Lv5を発動させた上で、実質会心率100%と超会心Lv3を発動させ、属性強化Lv6を実現出来るのは、一部の属性/武器だけであったことを思い出す必要がある。

今後記事にする予定だが、覚醒武器の物理火力と属性火力を両立した性能を見る限り、火力を重視するなら覚醒弓がかなり有力である。一方で、覚醒弓は会心率に関しては低めの部類のため、シルソル4部位で高会心率を実現しようとするとやはり属性強化Lv5で妥協することが多くなる武器だ。

そこで、同条件のスキル構成を龍脈覚醒+属性会心で組んでみると、かなり有名な構成ではあるが、属性強化Lv6が実現可能である。

 

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武器の会心率は5%。見切りLv5+龍脈覚醒+武器会心率+弱点特効Lv3で実質100%

 

さらに、龍脈覚醒では扱いがよりピーキーになるものの、体術Lv5を力の解放Lv3で代用し、見切りを省いてさらなるスキル自由度を求めるという構成も見えてくる(これに関する記事もそのうち……)。

 

総評

スキル自由度を加味すれば龍脈覚醒+属性会心という構成は十分有用であることがわかる。自傷ダメージが発生するが体力回復が発生するという防御力が低い弓としてはかなりデメリットに近い要素も考慮に入れなければならない。

とはいえ、今までは火力特化するならシルソル、生存重視ならラヴィーナ、の2択であったものを、力の解放の採用を含めて新たな選択肢が生まれたことには間違いないだろう。

 

今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。

 

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