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【MHW:I】マスターランクのガイラアロー/皇金の弓の立ち位置

4/23のアップデートでMRのマムタロトが解禁された。これに伴い、防具のマスターランク版が解禁されるだけでなく、上位のガイラ/皇金武器をマスターランク相当に強化することが出来るようになった。

属性開放が必要とはいえ並外れた属性値が注目されたガイラアロー、そして武器スキルに属性会心を内包する皇金武器と上位環境においてはマムタロト武器は生産武器を凌駕する性能を誇っていた。しかしながら、現在の弓装備では既に圧倒的な属性値を持つ覚醒武器の存在や、属性会心の上位互換である真属性会心の存在など、その性能がどう調整されるのかが注目されていた。本記事では実際解禁された武器を見ながら、既存武器との比較を行っていく。

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筆頭武器を掲げておく

 

強化の内容

あまりにも多い鑑定武器のせいか、強化内容は元の武器に依らず一定なため、本記事で言及しない武器についてはこちらの情報を参考にして欲しい。

 

武器の基本性能

マムタロト弓は、素材を投入して強化を行うことで最終的に次のような成長をする。

  • 基礎攻撃力:60上昇(表示76相当)
  • 会心率:変化なし
  • 属性値:120上昇
  • スロット:変化なし
  • 武器スキル:皇金武器では属性会心を内包。ガイラアローは爛輝龍の真髄。

といった性能になる。他に説明できなかった部分を説明すると、上位の時に属性開放が必要だった武器は、マスターランクでも相変わらず属性開放が必須となる。

 

まず基礎攻撃力についてだが、これは妥当すぎる強化内容だろう。マスターランクの弓の基礎攻撃力は230~250程度のものが多い。上位の生産武器の基礎攻撃力を思い出してみると170~200程度だったため、マスターランク生産武器相応の基礎攻撃力になったということだろう。

会心率に関しては残念ながら変動していないが、別にマスターランクになって武器の会心率の平均が高くなったというわけでもないので、妥当だろう。

 

属性値に関しては120上昇と、覚醒武器の上昇幅(380)に比べると控えめに見えるが実は生産武器と比較するととんでもない強化。生産武器はマスターランクになって60程度しか上昇していないものが多い。また後述するカスタム強化によってさらなる属性値の上昇を見せる。

スロットに関しては覚醒武器が4スロットを持っている以上、良くても3スロットというマムタロト弓はやや寂しいだろう。

 

気になる武器スキルは、相変わらず皇金武器は属性会心を内包しているため、スキル制約を緩くすることが出来るだろう。また、ガイラアローは、弓で活かすにはシリーズスキルの枠が足りないが、新しい爛輝龍の真髄の発動の1枠を担うことが出来る。

 

カスタム強化

気になるカスタム強化に関しては、最終強化を施すと元のレア度に4を加える形になるので、レア8だった武器はレア12になる。そのため、カスタム強化の量で性能をさらに増す、ということは難しい。

しかし、なんとガイラ/皇金武器はパーツ強化に対応している。弓に関して言えば実質属性値が+70されることになる。レア12の武器にパーツ強化に対応している武器が少なく、覚醒武器は当然パーツ強化に対応していないのでこれはかなりの強みと言える。

 

全体的な評価

本記事ではいくつかの有用な運用が考えられる武器について言及するが、その前に全体的にどのような立ち位置にあるかについて考える。

 

ガイラアロー系統

上位の時点で360~390の属性値を誇っていたガイラアロー火/水/雷が有力。マスターランクに強化を施し、パーツ強化も含めると元から550~580の属性値を持つことになり、覚醒武器を越える属性値を見ることが出来る

 

しかし、忘れてはならないのが属性開放が必須な点であり、特に高い属性値を活かすことの出来るシルソル構成ではそんなスキルの余裕がないのが事実である。

真属性会心は4部位拘束。属性開放を節約出来る属性加速は最低でも2部位必要。悲しいことに爛輝龍の真髄では属性加速は発動しない。結局スキルの窮屈さを感じるぐらいなら覚醒武器を使うほうが適していると僕は感じている。

 

皇金系統

属性会心が発動する代わりに属性値は控えめ、という性格は一律強化のため引き継がれている。従って、運用するときには属性会心を前提にした龍脈覚醒との併用が考えられる。覚醒武器を使った龍紋3部位+ラヴィーナ2部位と比較すると、武器スキルで属性会心が発動するため、真龍脈覚醒が運用出来る。従って、従来の龍脈覚醒運用と比べると、実質会心率20%と属性値70が追加されることになる

 

やや控えめな属性値も龍脈覚醒のアップデートによって覚醒武器での運用を上回るケースすらある。一方で、基礎攻撃力で劣る武器もあるため、属性値で上回らない限りは浮いたスキルをその差を埋めることに消費してしまうこともある。なお物理火力スキルに関しては次の記事が参考になる。

www.sqexatkai.com

皇金弓は元から会心率が10%以上ある。そのため龍脈覚醒をあわせて弱点特効のみで会心100%を実現できる。また、龍脈覚醒+見切りLv7+武器会心率で会心率90%、カスタム強化まで考えれば弱点特効に頼らない会心100%を実現することが出来る。特にマルチプレイなどを快適にすることが出来るだろう。

総じて皇金弓はやはり属性会心を内包するため、今までないスキル構成が可能になり有力だと考えられる。

 

皇金武器の詳細

有力な武器を強そうだと感じている順に書いていく。なお、パーツ強化については既に属性に7回施しているものとして記述する。

皇金の弓・風漂
  • 基礎攻撃力:240
  • 属性値:520
  • 会心率:10%
  • スロット:なし

やはり上位時点で優秀だった武器はマスターランクになっても優秀と言えるだろう。属性値に関しては実質覚醒武器を上回っている。さらに真龍脈覚醒の発動分を考えると属性値が590、会心率が30%相当と考えることが出来る。

しかしながら、若干基礎攻撃力が劣っていて、さらにスロットが存在しないことには注意したい。覚醒武器と比較したときの基礎攻撃力20は逆恨みで言えばLv4相当になり、矢強化スキルの効率が若干落ちることにも繋がる。運用においては物理火力スキルの選択にも注意したい。

 

風漂の真龍脈覚醒運用と覚醒武器の真属性会心運用の属性値の差が気になるところだが、カスタム属性強化を最大施した最終的な属性値は、風漂が1336、覚醒武器が1255.5となり、属性ダメージは風漂の真龍脈覚醒運用が上回る

属性値の80の差は基礎攻撃力換算でおおよそ15程度はある。つまり、基礎攻撃力の差がほとんど埋まることを意味している。スキルの余裕も考えれば風漂はかなり強力な武器であることに間違いない。

また、快適性も考慮した回復カスタム込みでも属性値は1282.5と若干覚醒武器を上回る。氷属性に関しては装備更新するほど強力であると言えるだろう。


皇金の弓・水
  • 基礎攻撃力:270
  • 属性値:490
  • 会心率:10%
  • スロット:なし
  • 備考:強撃ビン装着不可

積極的な理由で通用していたもう一つの皇金武器はやはり皇金水だろう。属性値も490と覚醒武器と10しか変わらない他、龍脈覚醒の違いを考慮すれば属性値560、会心率30%とかなり強力。

その一方で、強撃ビンが装着不可なことには注意しなければならない。上位では競合武器が軒並み接撃ビンのみという状況だったため、気にならなかった。しかし、覚醒武器は強撃ビン装着可能。最初の70射までの物理火力の差に注意する必要があるだろう。

 

まずは龍脈覚醒での双方の属性値に注目する。皇金水が1282.5、覚醒武器が1201とおよそ80の開きがある。これを基礎攻撃力換算すると先程同様15程度の差になる。ビン補正も考えると、それぞれの基礎攻撃力は実質、皇金+接撃が336.9、覚醒+強撃が351となる。生まれた差のビン補正を考慮すると最終的に11程度の基礎攻撃力を補うことが出来れば問題ないことがわかる。

丁度20%の会心率の余裕は1スロット4つor4スロット2つと考えることが出来、これを補うスキルは容易に考えられる。最終的に強撃ビンが切れた後のことも考えると、皇金水の方が優秀と言えるだろう。

一方で、真属性会心と比較すると属性値の差はわずかなため、追加で物理火力スキルをさらに基礎攻撃力で10相当用意する必要がある。とはいえ、スキル自由度や強撃ビンの切れ目を考えると十分追いつくことの出来る範囲とも言えるだろう。

 

皇金の弓・王/皇金の弓・屍套

この2つのの皇金弓は比較的性格が近く

  • 火:基礎攻撃力265/属性値460/会心15%/1スロット
  • 龍:基礎攻撃力270/属性値430/会心10%/1スロット

といった性能になっている。いずれにしても、龍脈覚醒運用をする場合は属性値が覚醒武器と同等かそれ以上になり、基礎攻撃力も会心率も覚醒武器を上回るので、スロットの差も装備の余裕から生まれるスキル差で補える。

真属性会心と比較すると、属性値は火が20程度、屍套が70程度下回る。火に関しては物理火力と肉質次第では追い抜く可能性があるが、屍套は差を埋めるのが若干難しくなる。とはいえ、スキル自由度まで考えるのなら、皇金弓のほうが扱いやすいだろう。

 

皇金の弓・飛雷

基礎攻撃力が250、属性値が430と唯一真龍脈覚醒込みでも、覚醒武器と比較して同じかそれ以下の性能になる武器。また、特徴の武器会心率も真龍脈覚醒のおかげで余剰な5%となりやすいのも難しい。

龍脈覚醒運用でも基礎攻撃力の差10とスロットで劣る要素が真龍脈覚醒で得られる会心率20%分のスキル枠(武器会心も考えると25%分だが)と同じ程度かむしろ劣ってしまう可能性すらある。とはいえ、そこまで大幅な火力差が生まれない他、麻痺ビン強化があり、現実的に麻痺を奪うことが出来る。特にマルチで生存と支援も意識したい、という人にはおすすめできる。

真属性会心との比較ではやはり属性値が70程度開いてしまう上、そもそも基礎攻撃力が10低いと差を埋めるのは若干難しい。ボックスに飛雷がない場合は躍起になって狙う必要はあまりないかもしれない。

 

まとめ

新たに追加されたマムタロト弓のマスターランク強化について皇金の弓を中心に考察した。多くの属性において、覚醒武器との差を真龍脈覚醒の効果によって埋める、もしくは覆すことがわかった

とはいえ、まだマムタロト武器を十分に揃えていない人にとっては、入手難易度は覚醒武器相応、もしくはそれ以上とも言える。さらにパーツ強化、やはり必要になったレア12のカスタム強化まで考えると、やはり道のりは長い。……パーツ強化は倉庫に眠っている武器のパーツを剥がせば良いかもしれないが。

 

とはいえ、会心率を弱点特効を頼らずに100%確保できるなど、たとえ最終的な火力が低くなっても注目すべき点がある皇金弓は作っておいて損はしない性能だ。いつの間にか皇金龍紋5部位属性強化護石という呪いが完成していたが、よくよく考えると初期から弓は呪われ続けている。

今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。

 

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