サンブレイクで弓に新たに追加された鉄蟲糸技に矢強化がある。剛力の弓がけが弓に作用する技としたら、これは矢に作用する技である……のはわかるのだが、名前が安直すぎる気がする。
名前よりかは幾ばくか効果は複雑で、効果発動中は超適正距離が追加され、その範囲内では物理ダメージが1.15倍属性ダメージ1.1倍というかなり破格のスペック。適正距離はそれなりに短く、特に貫通矢では有効になるヒット数が限られるほど。
そんな絶大な効果を持つ代わりに扱いの難しい矢強化に対して、スキル弾導強化はどれほど作用するのかを調査した後、採用すべきスキルレベルを考察していく。
測定方法
ライズでの測定方法ではあまり細かい値を出すことができなかった反省を活かして改良を行った。
からくり蛙に照準を合わせたまま後ろ入力を行い、移動開始から照準に変化が起こるまでの時間を比較するというものだ。矢タイプによってハンターの構え速度が異なるというトンデモ仕様は流石になさそうなので、かなり正確な値が出る。
ただし、からくり蛙は静止といいつつ若干方向を変え続けるという(嫌がらせ?)仕様なため、それなりに誤差があることに注意して欲しい。また、修練場には微妙な高低差があるため、特に長射程な貫通弾では若干のずれが生じている。
どうせ近寄るしか無い拡散矢は今回の記事では計測していない。
測定結果
数値は60fpsにおける1fである。また、横に長いため2つに表を分けている。
また数値の見方だが、
- 開始:照準が黄色からオレンジになる地点までの時間(接撃なら0)
- 距離:オレンジになってから再び黄色になるまでの時間
- 矢強化開始:超適正距離の照準に入るまでの時間
- 矢強化距離:超適正距離の照準から元に戻るまでの時間
データでは強撃と接撃で書いているが、実態は「接撃以外」と「接撃」である。
通常矢
貫通矢
考察
矢強化の範囲と弾導強化のLvの対応
計測結果からわかる矢強化の範囲の特徴は
- 同じ弾導強化Lvであれば強撃と接撃で区間距離は同じ
- 通常と貫通で区間距離に違いは無い
- 弾導強化のレベルに応じて長くなる
ことがわかった。また弾道強化の効果(注:参考値)は
- Lv1:1.6倍
- Lv2:2.3倍
- Lv3:3.3倍
程度だろうか。誤差を含むのでなんとも言えない。参考程度に貫通矢かつ接撃ビン装着時では次の画像のようになる。
左から、弾道強化なし,Lv1,Lv2,Lv3となる。上記の結果から「接撃ビン以外」でも単純に開始地点がずれるだけである。
推奨スキルレベル
上記の結果から、Lv2以上であれば効果が実感しやすいことがわかる。しかし、Lv2以上ともなると【4】スロットなり【2】スロットを2つ以上を要求されるので、それなりに重いスキルであることも事実だ。
しかしながら、矢強化の効果は物理1.15倍/属性1.1という【4】スロットスキルでは到底かなわない強化幅である。
そのため、剛力の弓がけと矢強化を併用はしているものの、超適正距離には半分ぐらいの割合でしか入れられない、みたいな人は【2】スロットスキルを適宜抜き差しして弾導強化を発動させたほうが火力が向上するかもしれない。
また、貫通矢ではさらに重要度が増す。弾導強化無しの矢強化では、超適正距離に入っても3ヒットが限界であるからだ。安定して4ヒット以上を超適正距離に収めるのであれば、やはりLv2以上を発動させたほうが良いだろう。
まとめ
本記事では弾導強化と矢強化の相性について検証・考察してきた。ライズでは弾導強化はどちらかというと初心者救済みたいな位置づけだったが、サンブレイクでは剛力矢強化併用ができる弓に慣れた人こそ恩恵を受けやすいスキルになったと言えるだろう。
逆に言うと、弾導強化をつけるのであれば剛力矢強化の併用はマストかもしれない。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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