ブログを放置すること2年以上。放置していた原因の一つは間違いなく、主な題材にしていたゲームの攻略が落ち着いてきたことだったかもしれない。それとは別に、フルタイム+αの時間を労働して、それなりに趣味をして、それをブログという形にするのが、遠く見えてしまったから、というのもあるだろう。
こうして記事を書き始めたからには心境の変化があったということなので、長いリハビリの始まりの地点に、今見ている目標を書いていくことにする。
時間は思いの外ある
ライフワークバランスという言葉が一定の広まりを見せているように、仕事とプライベートの両立が重要視されている。しかしながら、フルタイム+αで勤務した場合、
- 仕事:8時間以上、実際には1時間の休憩が必須のため、拘束時間としては9時間以上
- 移動時間:人による、個人としては往復合わせて1時間程度
- 睡眠:7~8時間
- 人の体を成すのに必要な活動:2時間
あたりが最低限必要になってくる。
仕事や睡眠時間は増減しても、1日の合計時間は増減しないので、平日に自由に使える時間は多くても5時間が限界だ。
……と不満があるように書いたが、個人的には残業代は出ているので特に不満はなかったりする。実際の拘束時間に対して十分な対価さえあれば、なんだかんだで気持ちの整理はつく。もちろん、そもそもの労働内容に対して対価が釣り合っていない、と感じ始めたら考え直すだろう。
まとめると、平日は労働の日として割り切った運用をしているので、たまに時間が余って趣味ができるかも、ぐらいの生き方をしている、というのが現状だ。
対して、大きく過ごし方が変わったのは休日の方だろう。
学生時代は、ほぼ同年代で集まることが多く、趣味が一致しやすい。また、生活パターンも似通ったものになり、都合を合わせることに対するコストが低い。
社会人となると、一定規模の職場だとしても、同年代は数えるほどしかいないので、話題を合わせることにすらある程度の調整が必要だ。さらに、少しでも業務が違えばそれぞれの就業パターンになる。
他にも色々な要素があるが、結局どうなるかというと、自分からやることを決めない限り、休日はえらく暇になるか、同じことをしているだけになってしまうのである。
この文脈でいうと、「ブログに戻ってきたのは、結局同じことをするためなのでは?」となってしまうが、積極的に集めにいった新しいものを、放出する場が必要だった、というのが僕のこの2年間の気付きだった。
ブログ続けた先の目標
じゃあ、日記帳がやりたくて帰ってきたのか?という話になるが、それは半分正解だ。
自分で文章を書いて、その文章に対してアクセス数と感想という形でフィードバックが来る、という体験を、どうやら忘れられないらしい。
それ以上に、何にも縛られない文章を書くというのはとても楽しい。極力少ない言葉数で、正確に物事をつたえることは、仕事をしていくうえでは非常に重要だが、かなり気を使う。学生時代は、労働で関わる人よりもはるかに多数の人にこんな無責任な文章を投げつけていたんだな、と痛感するばかりである(正確には社会人なっても少し延長線をしていたけれど)。
そしてもう一つの目標が、文章をつくることを、もう一つの生活の柱にしてみたい、というものだ。もちろん、学生時代に達成した月間10万PVの際に、ブログの広告収益で得られる額の現実は見ていて、何をいまさら、であることはそれなりにわかっているつもり、である。
ただ、学生時代のそれは、将来を賭けた一大事業であるのに対して、社会人にとってのそれは、一つの投資であり、趣味を兼ねるのであればやるだけお得だと思っている。
これから先書いていくには
文学の才無しで文章を書くことで生計を立てるのであれば、広い意味でライターになるのが最も近道である。ただ、このライターと言う活動は最近かなり危ういポジションにあるんじゃないかと、勝手に思っている。
いわゆる生成AIを使ったことがある人はわかるかもしれないが、
- ある物事について調査する
- 調べた情報を整理する
- 情報をわかりやすく、正確に伝える文章を書く
という活動は、あまりにも生成AIができることに近い。情報源がweb検索エンジンだけならまだ怪しい情報しか出てこないかもしれないが、目的にあったデータベースがバックグラウンドにあると、かなり賢く、なにより早くそこそこの情報を差し出してくる。
あとは、それなりに詳しい人が一通り目を通せば、簡単に記事は完成するのではないのか?と、ちょっと生成AIチャットボットが社内システムとして導入されただけの素人は感じてしまった。
「いかがでしたか?」記事を低い単価で依頼するぐらいなら、生成AIを使ったほうがよっぽど安上がりになる時代なのだろう。そのような依頼では、納品物にまずいことが書いてないかのチェックは必須なのだから、単純に納期で負けるだろう。
逆に考えれば、この先生きのこるのは(意図的)、
- そもそもの情報が独自性がある
- 情報に対する切り口が新しい
- 文章自体に癖がある
あたりだと思っている。
上2つはそれこそトレンドに敏感で、ある物事に対して深い知見があることが前提だ。そして、2番手になってしまった時点で価値はかなり落ちる(もしかしたらすぐ学習されてしまうかもしれない)。
自分で言うのもおかしな話だが、上2つに関しては、ゲーム攻略としてはそれに近いものをお出しできていたと思っている。
そう、今回メインで攻めたいのは、その人らしさが出るブログを作り上げることである。もちろん、題材が必要なのは間違いないので、これまでやってきたように、ゲームの話題や自分語りなどもやっていく予定だ。社会人になってから、自家用車も手に入れたので、行動の範囲も大分拡大した。
これらの話題をベースにしながら、この人間面白いな、と思ってもらえるような文章が残せるようにする、というのがこれからの方針である。
ここまで言っておきながら、いつの間にか(もしくはこのまま)、数年間沈黙する可能性もいくらでもあるので、再びの不定期更新をお待ちいただければと思う。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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