貫通ヘビィの記事を書くために、スキルやカスタムパーツの選択を適切に行うために、どの性能を実現するのが効率的なのかを検証したくなった。そのために計測したデータとちょっとした計算結果をこの記事にまとめておく。そのため、この記事自他は付随する解説記事で引用するためにあるので、単品ではあまり意味をなさないことを予め書いておく。
検証結果
射撃硬直とリロード時間
貫通弾Lv3を連射した時の次の射撃までの時間から射撃の硬直と、リロード時間を計測した。実用的なヘビィボウガンで発生する、反動中および小、リロード普通および速い、について計測した。なお、計測にあたっては連打での発生なので、最も短い時間を硬直として採用している。計測には60fpsのMHW:Iを使用したので、単位は1/60秒を1fと表記している。
- 反動中:58f
- 反動小:48f
- リロード普通:134f
- リロード速い:84f
装填数に応じたDPS比較
それぞれの性能を評価するために、上記の硬直時間と1発の威力を100ダメージとしたときの標準化DPSを算出する。DPSの算出にあたっては、装填数最大までの連続射撃からのリロードを1サイクルとし、合計威力を累計フレーム数で割っている。単位としては[ダメージ/f]である。また、装填数は基本6発、スキルありで8発としている。
ちなみに、この表は一番上のタブをクリックすると項目ごとにソートできるので、比較する際に用いてほしい。
弾薬節約によるDPS変化
先の節と同様にして、装填数8発の時に弾薬節約を発動させたときのDPS変化を算出する。計算結果は実用的な反動小リロード普通および、反動小リロード速いに限って記載する。装填数8発に対して発動率20%の弾薬節約は、実質装填数を10発にすることが出来る※。
※弾薬節約によって生じた余剰弾に対しても弾薬節約は発動するので、極値である1.25倍の装填数になる。
- 反動小/リロード普通:1.627
- 反動小/リロード速い:1.733
考察
結果を踏まえた簡単な考察
反動
実際の硬直による立ち回りの変化を考えなくても、反動を小にすることでDPSが1.12~1.17倍になる。これは弾強化Lv1を上回る倍率であり、DPSは弾強化と異なり、アイテムや会心の効果が発動した最終的な攻撃力に対して作用するので、弾強化Lv2発動に匹敵する効果を持つ。ほぼ必須と言えるだろう。
リロード
リロードを普通から速いにすると、最大でDPSが1.13倍になる。とはいえ、これは装填数6発で反動中という非現実的な例だ。実際に興味のある反動小装填数8では1.10倍の増大になり、十分強力。しかし、パーツ一つで到達する反動に比べると効果は低い。そのうえ、パーツの構成上、実質赤龍武器専用となる。
装填数
多くの場合で装填数を6から8にすることでDPSが1.05倍から1.08倍になる。特に反動小リロード普通では1.08倍になるため、強力なスキルと言える。一方で、反動小リロード速いでは1.058倍になり、若干効率は落ちるがやはり最終的な基礎攻撃力に作用する上、立ち回りにも影響するため、他スキルよりも優勢と言える。
弾薬節約
反動小リロード普通では1.053倍、反動小リロード速いでは1.014倍となる。リロード普通ではそれなりの効果を得ることが出来るが、リロード速いではほぼ火力が変動しない。発動がほぼ護石依存、効果を十分に得るためには弾切れまで撃ち続ける必要があり、リロードタイミングが読みにくくなるなど考慮する点は多い。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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