サンブレイクの第一弾の追加モンスターと共に、MHWのカスタム強化を彷彿とさせる武器の傀異錬成が追加された。攻撃力、会心率、属性値、百竜装飾品のスロットの強化を決められた枠内で選択するものだ。
そこで気になるのは、どの要素を選ぶのがベストなのか、ということだろう。攻撃力と属性値が絡む時点である程度モンスターの肉質に依存するが、一貫した選定基準が提供できればと思う。
傀異錬成の効果
それぞれの効果は以下の通り
- 攻撃(2枠):Lvごとに攻撃力+5
- 会心率(3枠):Lv1で会心率+5%
- 属性(1枠):Lvごとに属性値+3
- 百竜装飾品(4枠):スロットレベルを向上させる
攻撃と属性値は百竜武器同様、武器性能そのものを向上させるため、剛力の弓がけの倍率部分や属性強化の倍率部分の対象になる。
百竜装飾品に関しては、ほとんどの武器が及第点である【2】スロットを備えているため、本記事では考察の対象としない。逆に百竜装飾品が【1】スロットの武器は間違いなく特攻系スキルを発動させるべきなので、必然的に百竜装飾品+属性の構成になるだろう。
ダメージ計算
新要素が出るたびにダメージ計算を回す異常者のブログとなりつつある。
前提条件
基本的には傀異錬成による増分を計算するだけなので、武器の性能やアイテムの想定は必要はないが、会心率の増分を考察する際に用いる。
- 武器攻撃力:300と350を計算
- スキル:矢強化Lv3, 弱点特効Lv3, 超会心Lv3, 属性強化Lv5※
- 矢:物理ダメージ最大の溜め4貫通Lv5
- ビン:物理ダメージ最大の強撃ビン
- 肉質:適度な肉質ごとのダメージ推移を見る
- アイテム:護符爪+種粉塵
- 鉄蟲糸技:剛力の弓がけ、矢強化
- ヒトタマドリ:未取得
※Lv3時のみ倍率強化を考慮して属性値を9+1とする。
攻撃
○Lv1
○Lv2
なお、Lv2の結果がLv1の2倍にならない理由は、剛力の弓がけにおける切り捨て処理によるもの。必ずしも切り捨てられるわけではないが、武器攻撃力の1桁台を加算する処理はほとんどないので、本記事では切り捨てられるものとして扱う。
会心率
○攻撃力300
○攻撃力350
属性値
○Lv1
○Lv2
○Lv3
考察
各属性の枠ごと火力
条件によってダメージ増分が変動するため、一旦枠ごとの火力を比較する。表では橙色で強調した部分であり、
- 攻撃力:0.60(Lv2 肉質60)
- 会心率:0.51(攻撃力350 肉質60)
- 属性値:1.32(Lv3 肉質30)
となっている。
圧倒的に属性値Lv3が優れていることになるが、物理肉質と属性肉質が相関であるわけでもないため、あくまでも参考値である。属性ダメージが最低値となる属性肉質15(表中水色)であっても1枠あたりで0.66と依然として攻撃力/会心率の最高性能を上回る。
最適な組み合わせ
ここで疑問になるのが、
- 属性Lv3+攻撃Lv1
- 属性Lv2+会心Lv1
のどちらの組み合わせが優れているのか、だろう。これらの組み合わせはお互いに影響しないので、単純な足し算で評価できて、
○属性Lv3+攻撃Lv1
○属性Lv2+会心Lv1(会心率は武器攻撃力350で計算)
結局、あらゆる肉質で属性Lv3+攻撃Lv1が優れているという結果になった。
もちろん今後の強化枠の拡張によっては結果が変動するだろうが、属性方面を優先して強化すべき、という定石が崩れることは早々無いだろう。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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