MHWの弓において、各種属性ごとのおすすめ武器紹介！！！みたいなぶっちゃけ誰でも書いていそうな記事を数稼ぎに書こうと思っていたのだけれど、そういえばガイラアロー・角って属性開放したら結構強そうな数値をしているんじゃないかと思い始めた。
というのも、クシャルダオラへ通る武器ランキングを作ると、カガチ弓よりも弱点属性ではないイビル弓やジャナフ弓がよくダメージが通る条件（回避の装備+達人の円筒併用）が存在する。MHWの氷弓で一強感のあるレイ＝ファーンライクが物理面では貧弱なことも相まって、本当にどっちが良いのかはっきりさせるために、僕らしく明らかにすることにした。
そう、電卓を叩くオタク、再びである。
それぞれの基本性能紹介
氷弓が通るのはオドガロン、ディアブロス、ナナ・テスカトリ、マムタロトあたりが有名かと思う。一方で氷属性攻撃をしてくるのは……。
レイ＝ファーンライク
ジャナフ弓と生産武器の中で立場を保ち続けている武器の一つ。それもそのはず、強撃ビン装填可能かつ属性値390という数値はレア8武器に相応しい。そういう面でやっぱりジャナフ弓が壊れているのは明らか、というのはまた別の話か。
しかし、弱点としては物理方面の数値の心もとなさ。攻撃180でカスタム強化は1回まで、スロットなしという正直言って属性値以外は微妙な雰囲気を醸し出す武器でもある。
ガイラアロー・角
今や悪名高い弓になってしまった、ゲイルホーンのガイラ武器版。スロットが無くなった代わりに、威力は据え置き、会心率は10％向上、カスタム強化枠も一つ増えた。そしてなにより、属性開放時の氷属性値が300という意外と属性武器として運用可能な雰囲気を醸し出している武器でもある。もし350ぐらいだったら自明に氷版ジャナフ弓になっていた気もする。
一方で、強撃ビンが装填不可、属性開放が必要とちょっと厳しい部分もあるような気がするし、一概に優劣をつけるのは難しいのではないか、という僕の中の疑問を解決してくれるのは、ダメシミュによる数値検証しかなかったのだ。
想定する条件
ここでは、普通の狩りとTAにおける2パターンの装備と、2パターンのアイテムの併用の仕方を想定して、平均ダメージを割り出すことにした。また、どちらも簡単のため、カスタム強化はレイ＝ファーンライクが会心1回、ガイラ角が会心2回としている。
普段使い
装備のスキルは以下のようなものを想定する。
レイ＝ファーンライク : 体術Lv3 スタ急Lv2 弱特Lv3 溜め段階開放Lv1 心眼弾導強化Lv1 散弾強化Lv1 通常強化Lv1 氷属性強化Lv4 属性会心
ガイラアロー・角 : 体術Lv3 スタ急Lv1 弱特Lv3 溜め段階開放Lv1 属性開放Lv3 散弾強化Lv1 通常強化Lv1 氷属性強化Lv3 属性会心
また、条件としては、
- 特にアイテムを併用しない
- 怪力の種、鬼人の粉塵、回避の装衣、達人の円筒あり
の2パターンを用意している。なお、護符爪所持、猫飯の攻撃大を発動させ、食事スキルは特に発動していないとしている。
TA想定
装備のスキルは以下のようなものを想定する。
レイ＝ファーンライク : スタ急Lv2 弱特Lv3 超会心Lv3 溜め段階開放Lv1 心眼弾導強化Lv1 散弾強化Lv1 通常強化Lv1 氷属性強化Lv4 属性会心
ガイラアロー・角 : スタ急Lv2 弱特Lv3 超会心Lv2 溜め段階開放Lv1 属性開放Lv3 散弾強化Lv1 通常強化Lv1 氷属性強化Lv3 属性会心
装備以外の条件については
- 怪力の種、鬼人の粉塵を使用しネコの射撃術を発動させる
- 上記の条件に加え、回避の装衣と達人の円筒を発動させる。
の2パターンで計算を行う。なお、こちらも護符爪所持、猫飯の攻撃大を発動させ、射撃術以外の食事スキルは考慮していない。
攻撃対象
攻撃を行う部位として、ディアブロス亜種の翼、オドガロンの頭、ナナ・テスカトリの頭を対象にした。また、ダメージに関しては最も差の開きの大きいであろう、溜め射撃4と剛射4についてのダメージを計算している。
また、非怒り時と怒り時のダメージも比較したため、検証の際には
（非怒り溜め4）/（非怒り剛射4） （怒り溜め4）/（怒り剛射4）
という4つの値を求めている。
計算結果
毎度お世話になっている、ダメージシミュレータを使ってダメージを計算を行った。
与えるダメージ
恐らくこれを読んで役立つことは無いと思うので、これらをソースとして次の表を見てもらったほうが良いと思う。
○レイ＝ファーンライク
・普段使い-補助なし-強撃ビン
ディア亜種翼 117/240 130.8/267.6
オドガロン頭 123/252 136.8/279.6
ナナ頭 101.4/208.8 124.8/255.6
・普段使い-補助なし-接撃ビン
ディア亜種翼 109.2/224.4 123/252
オドガロン頭 114/234 127.8/261.6
ナナ頭 95.4/196.8 117/240
・普段使い-補助あり-強撃ビン
ディア亜種翼 153/312 168/342
オドガロン頭 159/324 177/360
ナナ頭 129/264 159/324
・普段使い-補助あり-接撃ビン
ディア亜種翼 141/288 156/318
オドガロン頭 147/300 165/336
ナナ頭 120/246 147/300
・TA-装衣円筒なし-強撃ビン
ディア亜種翼 134.4/262.8 150/294
オドガロン頭 139.2/274.8 156/306
ナナ頭 115.8/225.6 139.2/272.4
・TA-装衣円筒なし-接撃ビン
ディア亜種翼 114.6/243.6 139.2/272.4
オドガロン頭 129.6/253.2 145.2/284.4
ナナ頭 108/216 130.2/256.8
・TA-装衣円筒あり-強撃ビン
ディア亜種翼 171/330 189/366
オドガロン頭 180/348 201/384
ナナ頭 144/282 174/342
・TA-装衣円筒あり-接撃ビン
ディア亜種翼 156/306 174/342
オドガロン頭 165/318 183/354
ナナ頭 132/264 162/318
○ガイラアロー・角
・普段使い-補助なし
ディア亜種翼 112.5/228 124.5/251.4
オドガロン頭 119.7/243 131.7/266.4
ナナ頭 96/195.6 115.5/233.4
・普段使い-補助あり
ディア亜種翼 156.9/314.4 169.2/343.8
オドガロン頭 163.2/326.4 178.2/361.8
ナナ頭 130.2/261 154.2/314.4
・TA-装衣円筒なし
ディア亜種翼 118.2/248.4 141.9/271.8
オドガロン頭 135.9/260.4 149.1/286.2
ナナ頭 106.2/207 128.4/247.8
・TA-装衣円筒あり
ディア亜種翼 174.6/325.8 189.6/361.2
オドガロン頭 183.3/349.2 201.3/384.6
ナナ頭 141.9/272.4 168.9/331.2
考察表
実際にダメージ的にどちらが有利かを確かめるために、求めた4つの値ごとの差分を平均したものを求めている。基本的には強撃レイファーンライク＞接撃ガイラ角＞接撃レイファーンライクである。したがって、強撃レイ-接撃ガイラ角を引いた値を、強撃ビンの所持数である50または70倍して、接撃角-強撃レイの値で割ることで、何回の射撃で追いつくのか、というのを考察する。
・普段使い-補助なし
・普段使い-補助あり
・TA-装衣円筒なし
・TA-装衣円筒あり
基本的には、回避の装衣や達人の円筒を用いる場合はガイラアロー角が有利である。また、ナナ・テスカトリに関しては頭の物理肉質が45とギリギリ弱点特効が発動するラインなため、属性火力の方が優位に働いていると言える。したがって、条件によってはガイラ角が最適解になりうるケースもあることがわかった。
まとめ
レイ＝ファーンライクが一強ではないが、基本的にはレイ＝ファーンライクが優位であるということになる。勢いづいて表まで作ってしまったけど、結論としては面倒ならレイ＝ファーンライクを使っていれば間違いないだろう。見た目も個性的だし。
ただ、2人マルチプレイみたいな状況下なら、強撃ビンを使う割合が低くなったりするので、ガイラ角は有力かもしれない。ナナ相手なら間違いなくレイ＝ファーンライクだろうけれど。
今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。
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