しがなさが溢れていく

自己顕示欲に向き合うタイプのブログです

【MHW】歴戦王ネルギガンテの弓ソロ討伐

モンハンというゲームには作品ごとに看板モンスター(パッケージモンスター)が存在する。初代MHのリオレウスに始まり、アイスボーンに参戦するティガレックスやナルガクルガ、ディノバルドあたりも看板モンスターだ。

MHWにおける看板モンスターは間違いなくネルギガンテであり、歴戦王として最後に参戦したモンスターだ。専用BGM、多くの歴戦王限定要素を携えた歴戦王ネルギガンテは、間違いなくこのゲームにおける最強格のモンスターだろう。そんな歴戦王ネルギガンテをソロで攻略したい、もしくはまだ攻略していない、という人に向けて弓ソロ討伐ガイドを書いていこうと思う。

 

f:id:sqexatkai:20190730200407j:plain

念願の6分台(TAでは同条件で4分台が達成されています)

 

 

歴戦王の独自要素

 

圧倒的な体力

歴戦王といえば、体力が2倍近くにアッパーされることが多いが、このネルギガンテはそれ以上に体力が増加している。通常個体は7000程度の体力と、むしろ古龍の中では少なめだった体力は大幅に増加し、驚異の26220というソロ用難易度が容易されているモンスターではトップクラスの体力にまで上昇。ちなみにベヒーモス(通常)は35000なので、体力的な意味で考えるとベヒーモスのソロ討伐よりは気楽かもしれない。

 

体力増加に伴い、棘の耐久値も当然ながら増加している。かつては剛射一回で壊れていた棘も、平然と剛射2回ぐらいは耐える耐久値になっている。印象としては通常個体のマルチ難易度ぐらいの硬さだろう。

棘の耐久が増加しているのにも関わらず、硬化(黒くなる)までの時間が短くなっているのも特徴。ゲーム側から、通常個体に手こずっているようでは歴戦王は厳しい、と言われているような仕様である。

 

一方で、エリア的に落石の利用やほぼ確実に起きる古龍同士の縄張り争いもあって、実は体力の20%は攻撃せずに削り取ることが可能。実際に削るべき体力は21000程度と、普通の歴戦王ぐらいには収まり、肉質も相まってしっかりと攻略出来ればクエストが長期化することはなかったりする。

※4分台を目指すTAでは古龍の縄張り争いが時間的に起きないので、他の歴戦王よりも多くの体力を短時間に削る必要がある。

 

早期の形態変化

通常個体のネルギガンテであれば、ほぼ瀕死状態になる直前に起きていた形態変化が、クエストの前半に起きる。通常個体では飛び上がり叩きつけが追加されるだけ、みたいな印象しかないこの形態変化だが、実は攻撃の傾向が変化する。

 

通常状態ではネルギガンテは頭突き(頭を地面に叩きつけてるようにも見えるが)を多用する。この技は、正面にさえ立たなければ容易に回避できる上、横方向に判定はないので、腕の棘を破壊したり、後隙に頭を攻撃することが出来た、いわばサービスみたいな技である。

形態変化後は頭突きの頻度が大幅に低下し、発生の早い前脚を利用した叩きつけを多用するようになる。つまり、攻撃が熾烈になることを意味し、クエスト時間の半分以上をこの実質の強化形態と戦う必要があるということになる。

 

歴戦王ネルギガンテの攻略にあたっては形態変化後の熾烈な攻撃を掻い潜りながら、耐久が上がり硬化も早くなった棘を如何に破壊するか、ということが重要になる。歴戦王の中にはほぼ別モンスターとも言える強化が存在する一方で、歴戦王ネルギガンテは通常個体の個性を強める方向での強化がなされていて、個人的には結構好みである。

そのため、ヴァルハザクやゼノジーヴァのような、何が強くなったのかがわかってしまえば対策が簡単な歴戦王に比べて、単純にゲームの上達を要求してくる歴戦王になっていると言えるだろう。

 

新モーション追加

フィジカル面の強化も大きい歴戦王ネルギガンテだが、強力な新モーションも追加されている。低く飛び上がったあと、回転しながら前脚を叩きつけるというモーション。直撃すると、防具を強化しきったガンナーであっても180ぐらい体力が減る

 

従って、安全に狩猟を行うためには、体力増強Lv3が必須と言える。しかし、体力増強Lv3があったとしても実は安全ではない。この新モーションを被弾すると通常ネルギガンテよろしく、前脚叩きつけでの起き攻めが待っている。じゃあ、いつも通りダウン時間を使い切って回避すれば良いと思われがちだが、新モーションの後隙が長めなためタイミング的に不可避な起き攻めになることがある

ダウン時間を使い切って起き上がったタイミングが、だいたい前脚叩きつけの棘が飛ぶタイミングに重なる。半分ぐらいの確率で無敵時間が間に合って助かるが、残りの半分はめでたくキャンプ送り。そのため、この新モーションに当たって助かるかどうかはネルギガンテの機嫌次第ということになる。

 

一方で、この攻撃は繰り出す可能性が高いタイミングがだいたい決まっている。そして、攻撃時間自体は極めて短く、範囲も広くないため、回避性能込みであればかなりフレーム回避の猶予がある。しっかりとモーションを見極めることが出来れば、実は回避はそこまで難しくない、というのがこの新モーション対策の重要な部分だ。

 

戦闘中の注意点

 

新モーションの回避

流石に新モーションの説明を言葉だけでするのは限界を感じたので、解説用にいくらか新モーションを撮影してきた。

一応可能な限り文章での説明を試みるとしたら、このモーションは形態変化以降、攻撃後の派生として使ってくることが多い。そのため、形態変化後はこの新モーションが飛んでくることを考慮にいれて行動をしなければならない。特に派生してくる頻度が高いのが、腕叩きつけとサイドステップからの派生。動画では前半部分がほとんどこれである。そのため、これらの攻撃の後は様子見をするとかなり安定する。

(ちなみにサイドステップにトラウマを植え付けられるので、通常個体相手でもサイドステップに身構えるようになる)

 

具体的な回避方法は後ろステップか右ステップでのフレーム回避&範囲抜け。モーションは常に同じものを繰り出し、右前腕(向かって左側)に判定があるためこの方向での回避が基本。たとえ回避に失敗したとしても回避さえ踏めていれば直撃を免れることが多い(直撃でなければ130かつダウンしないため結構安全)。

ちなみに攻撃判定以外に振動までついているので、安全を取るなら範囲から抜ける必要があるが、見てから回避も難しい。そのため、回避性能をつけてフレーム回避をするのが個人的にはおすすめ。この動画では回避性能Lv3をつけた装備を使っている。

また、新モーションは避けてしまえば明確な隙であるというのも事実。腕を引き抜くまでは次の行動に移行しない他、多くの場合ネルギガンテがこちらを向いている場合が多く、右腕や頭の棘を攻撃するチャンスである。

 

開幕~形態変化

ここからは、どうせならと7分切りをした動画と共に戦闘の流れを解説していく(自己顕示欲)。開幕から形態変化するまでは、通常個体のネルギガンテと行動の差はあまりない

この動画では行っていないが、第1形態でもサイドステップからの新モーション派生をしてくることがあった。もしかしたら自分の経験不足で、他のタイミングでも新モーションをしてくるかもしれない。

この形態は比較的ダウンが取りやすいため、自分は接撃ビンを使用している。終盤になればなるほどネルギガンテの攻撃が熾烈になるため、棘破壊が難しくなる。僕は後半戦に向けて強撃ビンを温存している。

 

注意点を挙げるとしたら、猫パンチの威力もとんでもなく上がっているので極力回避を徹底しておくことだろうか。また、この形態が一番落石を当てやすいので、特に怯みなどを考えずに当ててしまって良いと思う。理想としては、棘が生えてくるまでの繋ぎとして当てると良い。

 

形態変化以降

ここからが歴戦王ネルギガンテらしい戦いになる。前述の通り、腕叩きつけを多用しつつ、新モーションを織り交ぜた熾烈な攻撃になる。

ネルギガンテは棘によるダウンが存在するため、他の古龍に比べてダウンしている頻度がとても高い。従って、曲射を随所に織り交ぜればかなりの回数スタンを取ることが出来る。やはり安全に攻撃できるのは ありがたいので、狙っていっても良いだろう。

 

どのタイミングでも危険な攻撃が多い歴戦王だが、特にネルギガンテが背を向けた時は危険だ。サイドステップを行うのは突進後の背を向けたタイミングが多く、サイドステップでなくても振り向き前脚叩きつけをしてくる(実際動画でも被弾している)。

もちろん、見てから対処出来る人はしたほうが良いが、出来る限り様子を伺い、攻撃の後隙を狙うのが良い。つまり、欲張りすぎない、を常に意識するということだ。

弓にはどうしても回避が出来ないタイミングが存在し、特に剛射の後に新モーションが来るとほぼ回避不可能である。溜め射撃→剛射が癖になっている人は、その癖を矯正する必要があると思う。

 その他の注意点として、エリア移動後は破棘滅尽旋・天をしてくる可能性がかなり高いということにも注意したい。これは、ネルギガンテの棘の硬化が高速化していることの他に、全ての部位が硬化してなくても破棘滅尽旋・天の可能性があることが影響している。

エリア移動時の咆哮はかなり見切りにくく、ネルギガンテも全力でエリア移動するので、ネルギガンテに追いついた時には前エリアで取りこぼした棘が硬化し、開幕即破棘滅尽旋・天ということが頻繁に起きる。

 

瀕死時

ネルギガンテが瀕死状態になれば、当然巣に帰るわけだが、極力逃走は止めていきたい。当然ながら、巣がとても戦いにくく、事故の原因だからだ。

 

逃走を止めるのは難しいが、ハジケ結晶を用いることで簡単に止めることが出来る。ネルギガンテと戦う最初のエリアでハジケ結晶を拾うことが出来るので、ぜひ確保しておきたい。

 

動画のタイミング的に縄張り争いについて言及するが、基本的に乱入モンスターがクシャルダオラの場合、ほぼ確実に2つ目のエリアで縄張り争いを起こす。テオ・テスカトルの場合は、早々に2つ目のエリアに移動した場合は間に合わない事が多く、だいたい瀕死状態を追っているときに縄張り争いが起きることが多い。

古龍同士が同居したタイミングで棘ダウンやスタンを取ったりすると、縄張り争いを起こさない時がある。貴重なダメージ源が失われる他、乱入古龍も居座るため、勝手に咆哮したりクシャはご丁寧に竜巻を置いてくれる。左下のターゲットリストにクシャやテオが表示されたら乱入されることを念頭に置いておき、乱入間近になったら静観するのが安定する。なお、ネルギガンテは破棘滅尽旋・天よりも縄張り争いを優先する。

 

また、どうしても倒したい場合は転身の装衣の復活を待つというのも選択肢の一つ。通常個体相手にちゃんと戦えるような人であれば、落石や乱入を利用し、整備装備を使ってリロードを早め、50分を使い切れば間に合うと思う。

 

装備紹介

 最後に歴戦王ネルギガンテを討伐するときに僕が使っている装備を2つほど紹介する。

 

回避性能Lv3+体力増強Lv3

f:id:sqexatkai:20190731000552j:plain

外観はModを使用しています(写真撮影で目を閉じる)

武器 : 皇金の弓・飛雷(会心*1)
構成 :カイザーγ/ドラケンα/ドラケンα/エンプレスγ/ゼノラージγ/痛撃の護石Ⅱ
発動スキル : 体術Lv1/スタ急Lv1/回避性能Lv3/体力増強Lv3/雷属性強化Lv2/弱点特効Lv3/超会心Lv2/見切りLv6/攻撃Lv1/通常矢強化Lv1/剛射強化Lv1/弓溜め段階開放Lv1/会心撃【属性】Lv1/飛燕【属性】Lv1 
装飾品 :体術珠*1 早気珠*1 回避珠*1 強弓珠*1 雷光珠*2 痛撃珠*1 強弾珠*1 散弾珠*1 体力珠*1

 

お食事券&強走薬併用を前提とした装備。その恩恵により、体力増強Lv3と回避性能Lv3を両立しながら、十分な火力スキルを手に入れている。

装備にはオーグγを使っていない。一方で、歴戦王マムタロト武器に歴戦王テオ、ナナ、ゼノジーヴァ、そしてベヒーモスという名だたる強力モンスターの装備を使って挑むというのは、ラスボス感があって良い。

 

なお、装備が充実していない(特に武器)場合は、回避性能Lv3と体力増強Lv3の両立さえしていれば、時間はかかっても立ち回りさえ完成すればいずれ討伐出来るはず(クエスト時間は50分あるので)。

 

回避性能Lv3のみ

f:id:sqexatkai:20190731001702j:plain

今回の7分切りに使いました

武器 : 皇金の弓・飛雷(会心*1)
構成 :フルドレスα/ドラケンα/ドラケンα/マムガイラγ/オーグγ/回避の護石Ⅲ
発動スキル : 体術Lv1/スタ急Lv1/回避性能Lv3/雷属性強化Lv2/弱点特効Lv3/超会心Lv3/見切りLv5/攻撃Lv4/通常矢強化Lv1/剛射強化Lv1/弓溜め段階開放Lv1/会心撃【属性】Lv1/飛燕【属性】Lv1 
装飾品 :体術珠*1 早気珠*1 強弓珠*1 雷光珠*2 痛撃珠*2 達人珠*1 強弾珠*1 散弾珠*1

 

オーグγを入れていることから分かる通り、歴戦王ネルギガンテに慣れてきた人向けの装備。どうせ当たったら起き攻めでやられることもあるし、全部避けるしかないという悟りを得た場合、逆に体力増強Lv3がいらないような気がしてくる。

その割には僕の実力が追いついていないため、回避性能Lv3が手放せていない。実際これ以上火力に振るならTA用装備なので、偉大な先人様のTA動画を参照すると良い。ちなみに前の装備紹介で登場した装備の護石と装飾品を少し付け替えただけの装備である。

 

 

 

最後にして最強格のモンスターである歴戦王ネルギガンテの解説はやはりハイカロリー記事になってしまった。最後のアステラ祭はおよそ一ヶ月ほど開催される。記念にソロ討伐に挑んでみては如何だろうか。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

質問・要望はこちらから

marshmallow-qa.com