しがなさが溢れていく

自己顕示欲に向き合うタイプのブログです

【MHRise】弓のスキル紹介

弓向けの記事をいくつか書いてきたが、使い始めるときに必要な情報の中でも最重要なスキルについての記事を書いていないことに気がついた。もちろん大まかな傾向はMHWの頃と変わっていないし、これまで書いてきた記事からなんとなく優先度を察している人もいるかもしれない。

とはいえ、流石に全く情報がないというもの不親切なので、スキル紹介をしていこうと思う。現状のスキル環境では、装備構成は護石に強く依存するので、おすすめ装備は紹介せず、スキル優先度までの解説に留まることを予め書いておく。

f:id:sqexatkai:20210417200746p:plain
 

 

 

おすすめスキル例

系統分けにしては多すぎる分類で紹介していく

スタミナ関連スキル

スタミナを燃料に戦う武器である弓にとって、スタミナ関連スキルは快適性だけでなく火力にも直結するスキルだ

弓のスタミナ消費の大半は、CSや矢斬りステップ、射撃時の固定スタミナ消費である。他の記事で検証・比較を行っているが、体術が弓にとって最も効率の良いスタミナ関連スキルだ。

ライズではロアルドロスの乱獲や交易によって強走薬が比較的確保しやすく、よろず料理で謹製おだんご券も入手しやすい。そのため、強走薬やおだんご体術といった、装備スキル以外でのスタミナ消費軽減を前提としたスキル設定も十分現実的だろう。

上述の検証・比較や強走薬、おだんご体術との組み合わせについてはこちらから。

www.sqexatkai.com

 

生存・快適スキル

ガンナーの防御力でガードも出来ず、スタミナもカツカツになる弓は生存能力がかなり低い。咆哮はともかくとして、範囲攻撃に対してはフレーム回避しか選択肢がない、といった状況も珍しくない。実力や自信、想定するモンスターによって生存スキルを調整するのが良いだろう。

また、マルチプレイで弓を使いたい、という人にはひるみ軽減の使用を強く推奨する。剣士からの攻撃なら立ち回りの工夫でなんとかなるが、ガンナーからの誤射まで考慮するとひるみ軽減が必要になる。幸いにも本作のひるみ軽減は【1】スロットになったので採用しやすい。また、本作の小型モンスターはかなり凶暴なので、ソロプレイでも役立つことは多い。

 

スキルの候補自体は他の武器種と変わらないラインナップだが、やはり回避性能やひるみ軽減あたりが弓の運用と噛み合ったスキルだと思う。また、翔蟲を剛力の弓がけに頻繁に消費する関係から、翔蟲使いスキルも翔蟲受け身用にゲージを温存でき、有用だと考えている。

 

弓/ガンナー向け火力スキル

特に剣士を中心に遊んでいた人には馴染みのないスキルたちを紹介する。

まずはどんな弓でも扱いやすい矢強化スキルについてだ。弓は溜め段階ごとに射つ矢タイプが変わるが、最も多く射つ最大溜めに一致する矢強化スキルを選ぶのが良い。効果はLv1から順に物理ダメージを1.05/1.1/1.2倍する。特にLv3の1.2倍というのは圧倒的で、あの弱点特効Lv3でも1.125倍なのでその強力さが伝わると思う。

細かい話をすると、本作の矢強化は武器攻撃力ではなくダメージにかかかるので、MHW時代よりも強力といえる。言葉だけだと伝わりにくいので式の形で書くと、

  • MHW時代:(武器攻撃力*矢強化)+(護符爪や種粉塵効果)+(その他スキル)
  • RIse:((武器攻撃力)+(護符爪や粉塵効果)+(その他スキル))*(矢強化)

となり、アイテムの効果や他のスキルの効果も含めて1.2倍となるので、かなり強力。矢強化スキルは【3】スロットスキルであるため、このスロットを持つ防具や護石は弓にとって重要である。

 

もう一つの弓向けのスキルは、まさしく弓専用スキルの弓溜め段階解放だ。MHXX以前の装填数UPと同様の効果を持ち、武器のステータスで灰色表記の溜め段階が使用可能になる。そのため、もとから溜め4が使える武器では効果がないが、その他の武器では効果を得られる。

相性の良い武器では物理属性両方面の火力が1.1倍~1.2倍程度になるという強力なスキル。しかし、実際にスキルが有効かどうかは武器ごとに異なるので注意したい。細かい採用基準については次の記事を参考にして欲しい。

www.sqexatkai.com

弓溜め段階解放は、頭装備の強弓の羽飾り限定で発動する。特に貫通矢においては頭装備に矢強化Lv2が発動できる防具があるため、非常に競合しやすい。残りの矢タイプでも他のスキルと干渉しやすいので総合的に判断すべきスキルだろう。

 

弾導強化は、矢の射程距離を延長するスキルだ。連射矢や貫通矢では、接撃ビンに切り替えた際の射程距離の変化が激しい。

連射矢においては、接撃ビンの射程変化を補う程の効果はあるので、余ったスロットでLv1でも発動させておくと、ダメージの取りこぼしが減る。一方、貫通矢ではそもそもの射程変化が激しすぎるので、弾導強化程度では対応しきれないため、立ち回りや接撃ビンを使用するかどうかといった部分を変えたほうが良いと考えている。詳細については次の記事を参考にして欲しい。

www.sqexatkai.com

 

会心率関係スキル

MHRiseでも火力スキルには攻撃力を直接上昇させるスキル、会心率を上昇させて火力を向上させるスキル、属性火力を向上させるスキルの3系統があるので、系統ごとに解説していく。

まず、会心率関係スキルとしては弱点特効が最有力だろう。ガンナーは剣士に比べて弱点が狙いやすい関係から、有効活用しやすい。会心率+50%は物理ダメージを1.125倍することに相当し、これを単品で超えるようなスキルは矢強化以外に存在しないといえる。

アップデートにより装飾品が解禁され発動が簡単になった。一方で、弱点特効のスキルポイントを内包する防具の性能がいまいちなので、装飾品や護石による発動が前提になりつつある。

 

超会心はレベルごとに会心補正を+5%するスキルで、会心率が高いほど効果が高い。50%の会心率を超えたあたりから強力になる。こちらもアップデートで装飾品が解禁され発動が現実的になった。

また、超会心は矢強化や弱点特効と比較すると、Lvごとの効果が均一なので、会心率が50%を超えるような防具ではとりあえず余った【2】スロットで発動させる、というのも悪くない。

 

見切りもまた会心率を上昇させるスキルだが、現状の防具・スキル環境では高レベルでの発動は難しい。しかし、本作の弓は剛力の弓がけのおかげで戦闘中の攻撃力が高くなる傾向にあり、種や粉塵を使用したほとんどの弓で会心率+5%は攻撃力+3以上になる※ので、余った【2】スロを埋めるなら超会心と選択になる。

※剛力の弓がけ発動中のステータス画面での表示攻撃力が240のときにちょうど+3

 

属性火力スキル

属性火力を向上させるスキルは〇〇属性強化会心撃【属性】の2つが存在する。

〇〇属性強化の最大の特徴は【1】スロットスキルという点にある。微々たる効果ではあるが、元の属性値が20の弓でも属性強化Lv5で矢1本あたり2,3ダメージ向上する。たかが2,3ダメージといっても、矢一本のダメージが50前後であることを考えると5%ぐらいの火力向上なので、結構違いが出るスキルである。現在の火力スキルの大半が【2】スロットの環境で、属性強化を有効に利用できるのは明確な弓の強みでもある。

 

会心撃【属性】は会心発生時に属性ダメージも上昇するようになる、というスキルである。超会心よろしくLvごとに+5%という割合。しかしながら、本作の弓の属性ダメージは1ヒットあたり1桁しかないというのも珍しくなく、会心100%で発動させても1ダメージに満たないダメージしか増えない。これが【2】スロットで高会心率を前提としているのだから、コストパフォーマンスはかなり低い。

実際の属性ダメージが気になる人はこちらの記事での計算結果が参考になるだろう。

www.sqexatkai.com

 

攻撃力上昇スキル

弓の必須スキルを発動させていくと、残りのスキル枠では、まとまったスキルレベルを確保する余裕が無い。そのため、攻撃Lv7を目指すのはかなり難しいし、攻撃Lv4やフルチャージLv3あたりでも困難なことに注意したい。 

とはいえ護石の関係でこれらのスキルを選ぶ可能性はあるので、注意事項のみ説明していく。

 

スキル選択のために攻撃力を計算するとき、剛力の弓がけはほとんどの攻撃力上昇スキルと相乗効果が無いことに注意したい。具体的には、攻撃力の計算方法が

(武器攻撃力*剛力の弓がけ*「攻撃」の倍率部分)+(アイテム効果)+(「攻撃」の加算部分やその他上昇スキル)

となっている。

関連することとして、「攻撃」の倍率部分は矢強化や会心率での倍率強化に比べて効果が低いことにも注意しなければならない。特にヒトタマドリの効果を最大受けた場合では、アイテム効果を合計すると+55※程度になるので、高レベルの「攻撃」を発動させる前に会心率や矢強化などの全体にかかるスキルが発動できないかと検討すべきだろう。

※護符爪+15, 種粉塵+20, ヒトタマドリ+20

 

補足:力の解放について

力の解放は戦闘中、一定時間経過(与ダメによって短縮?)すると、2分間Lvに応じて会心率が向上し、体術とは別のスタミナ軽減効果が発動する。

しかしながら、力の解放は体術の代用にはならないと考えている。というのも、発動までに2分程度かかり、効果時間も2分程度なのでフルに効果を使っても累計では体術2.5程度にしかならない。

 

一方で、一時的なバフとしては強力とも言える。特にLv1であってもスタミナに関しては30%の軽減効果があるので、局所的な火力スキルとしては有力だと考えている。ラージャン脚などは超会心Lv2を発動しつつ力の解放Lv1を発動できる。防具で発動している場合は効果を頭の片隅にあると良いだろう。

 

スキルの取捨選択

実際の装備では、どのようなスキル構成になるかの見通しがつくように、ある程度優先順位についても解説する。

スタミナ関連/生存・快適スキルの設定

スタミナ関連スキルは弓の行動回数を決める最重要スキルである一方で、スキル枠を大量に使う。そのため、あらかじめ自分にあったスタミナスキルを考えておかないと、いざ装備の完成が見えたときにスタミナ関連スキルが足りなくて考え直し、ということが起こりやすい。

上の解説で触れたとおり、スタミナ関連スキルは実質の火力スキルなので、スタミナをかなり余らせてしまうという人以外は、残りを最大限スタミナ関連に振っても問題ないだろう。

 

というのも、弱点特効や矢強化のような重大なスキルを除けば、手数を増やせるスタミナ関連スキルは、些細なスキルを搭載するよりも効果的だ

 

弓溜め段階解放/矢強化/弱点特効の発動を検討する

これまで紹介してきたスキルのうち、「矢強化」「弓溜め段階解放」「弱点特効」の3つのスキルが特に強力だ。これら3つのスキルは条件によるが火力を1.1倍以上にする可能性がある。

ただし、それぞれのスキルで検討すべき要素があるので列挙すると

  • 矢強化:【3】スロットのある護石があると発動が狙いやすい
  • 弓溜め段階解放:頭防具を専用し、スロットも無い
  • 弱点特効:優秀な防具がないのでスロットでの発動を狙うと良い

頭以外の防具では3-2-1のスロットを持つ防具が存在するので、防具のスキル合計がこれを上回るような防具を採用すると良いだろう。

 

残りの火力スキルの選定

ほとんどの場合、これまでのスキルを発動すると残っているのは【1】スロットとわずかな【2】スロットのみだろう。そのため、残りの火力スキルは比較的効果の高いものを選ぶ必要がある。

 

【1】スロットにおいては、他のスキルと干渉しにくく効果も十分高い属性強化スキルを忘れずに余ったスロットで発動させよう。

【2】スロットが余ることはほとんどないが、発動させるなら攻撃見切りだろう。攻撃力210以上の弓では剛力の弓がけ使用時に会心率+5%で実質攻撃力+3を超えるので見切りの方が効果が高くなる。百竜弓に代表される攻撃力200の弓でも種と粉塵を併用すると見切りの方が有力になる。

 

スキル優先度の概略

以上全てをまとめると次のようになる。

  1. スタミナ関連スキルを調整する(体術Lv5相当かそれ以上がおすすめ)
  2. 生存・快適スキルが必要なら選ぶ(回避性能、ひるみ軽減など)
  3. 護石と相談し弱点特効、矢強化、弓溜め段階解放を選択(いくつでもよい)
  4. 余ったスロットに属性強化を入れる
  5. それでも余った場合には超会心、見切り、攻撃を採用

といった流れになる。前作MHWに比べると、防具や護石の構成時点である程度採用可能スキルが絞られるため、スキルビルドに関しては簡単(逆に言うと自由度が低い)と言えるだろう。

おまけ程度に、現状僕が組んでいる装備の画像を添えておく。

f:id:sqexatkai:20210430165216p:plain

護石は弱特1 体術2 スロット3-1

 

おわりに

本記事では弓のスキル紹介およびその優先度、装備の組み方などを紹介してきた。弓にとって、強力なスキルは防具・護石依存だったり【3】スロットであるので、他の武器種以上に【3】スロットを持つ防具に注目したい。

数あるスキルの中でも、強力な3スキルをいかに発動させられるかが重要だが、結局それは護石に依存する部分もあるので、自分の所持状況を確認しながら出来る限りのものを作っていきたい。

今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。

 

質問・要望はこちらから

marshmallow-qa.com